大国の力が秩序を動かす時代に、東京からアジアが動く 岸田文雄元首相・ユドヨノ元大統領が共同議長 「アジア円卓会議」始動 ~3月10日(火)15時20分開催、18時からの記者会見で議長声明を公表予定~

2026年2月19日

 非営利シンクタンク言論NPO(東京都中央区、代表:工藤泰志)は、3月10日から開催する「東京会議2026」において、新たに「アジア円卓会議」を立ち上げます。

共同議長には岸田文雄・元内閣総理大臣と、インドネシアのスシロ・バンバン・ユドヨノ元大統領が就任します。

 参加者には、シンガポール、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、日本などの現・元閣僚、中央銀行総裁、国際機関経験者らが名を連ね、アジアの視点から世界秩序の将来を議論します。

 また、議論終了後の18時から共同議長等が出席して記者会見を行い、議長声明を公表します。

この会議は基本的に関係者のみの傍聴となりますが、記者会見を含めまして報道関係者の皆様には、お席をご用意いたします。

なぜ今、「アジア円卓会議」を立ち上げるのか

 いま、国際社会では、大国の力による行動と取引が秩序を規定する現実が強まっています。
 ルールや制度を通じた合意形成よりも、軍事・経済・技術を背景とした既成事実が先行する局面に入りつつあります。
 この変化は一時的な揺り戻しではありません。世界秩序の前提そのものが転換しつつある歴史的局面です。その中で、世界の成長と安定に深く関わるアジアは、もはや受け身でいることはできません。
 大国間競争の舞台であるだけでなく、秩序形成の主体として何を選び、何を守り、何を引き受けるのかが問われています。
 アジア円卓会議は、特定の国に対抗する枠組みではありません。しかし同時に、沈黙を選ぶ場でもありません。
 本会議では、以下の3つについて議論します。
①大国の力が前面に出る世界をアジアはどう見ているのか
②力の時代においても失ってはならない原則は何か
③2050年を見据え、アジアはどのような地域でありたいのか
 東京会議は今年で10周年を迎えます。世界秩序が揺らぐこの局面で、日本・東京からアジアの選択を世界に発信する。それが、今回のアジア円卓会議の狙いです。


「第1回アジア円卓会議」開催概要

日 時:2026年3月10日(火)15:20~18:00
場 所:東京プリンスホテル2階「サンフラワーホール」(東京都港区芝公園3-3-1) 
テーマ:~力の時代におけるアジアの選択ールールと多国間主義をどう守り再構築するか
プログラム:
 15:20~15:25 主催者挨拶
     15:25~15:35     議長挨拶
 15:35~16:25 議論①「大国の力の行動と取引が始まる中で、アジアは今の世界をどのように見ているか。その現実の中でも失ってはならないことは何か。」
 16:25~17:10 議論②「その判断を踏まえ、アジアとして次に取り組むべきことは何か。国ごとやあるいは一緒に取り組むべきことは何か。」
 17:10~17:45  議論③“未来の問い”「2050年に向けて、アジアは世界においてどのような役割を担う地域でありたいのか。」
 17:45~17:55 議長総括
 17:55~18:00  閉会の挨拶
 18:00~18:30  記者会見(共同議長が参加し、議長声明を公表する予定です) 


議論終了後の18時から記者会見を開催

 「アジア円卓会議」はアジアを代表する各国のリーダーが集まり、率直に意見を交わし、アジアの国々のビジョンや選択を世界に発信していく舞台として今後、毎年開催し、東京会議、そして世界の議論へとつなげていく構想です。

そこで、「アジア円卓会議」の議論終了後、同会場で18時から共同議長が参加して記者会見を行い、議長声明を公表する予定です。会議と併せて、ぜひご取材ください。

【記者会見参加予定者】 

岸田文雄(「東京会議」最高顧問、元内閣総理大臣)
スシロ・バンバン・ユドヨノ(元インドネシア共和国大統領)
工藤泰志(言論NPO代表)等

※開催場所は「アジア円卓会議」と同じく東京プリンスホテル2階「サンフラワーホール」です
 
 


「アジア円卓会議」の参加者一覧(2月17日時点)

「アジア円卓会議」
共同議長
岸田文雄(「東京会議」最高顧問、元内閣総理大臣)
スシロ・バンバン・ユドヨノ(元インドネシア共和国大統領)

「アジア円卓会議」モデレーター
 工藤泰志(言論NPO理事長)


会議参加者:
ヘン・スイ・キアット(元シンガポール共和国副首相)
スリ・ムルヤニ(元インドネシア財務大臣、元世界銀行専務理事)
ドゥヴリ・スパラオ(元インド準備銀行総裁)
タリサ・ワタナゲス(元タイ中銀総裁、元IMFエコノミスト)
テンク・ザフルル・アジズ(元マレーシア投資・貿易・産業大臣)
ザンブリー・アブドゥル・カディル(マレーシア高等教育大臣)
バム・アキノ(フィリピン上院議員)
オン・ケンヨン (第11代ASEAN事務総長、S.ラジャラトナム国際関係学院副理事長)
リザル・スクマ(インドネシア戦略国際問題研究所シニアフェロー)
原典之(三井住友海上火災保険株式会社取締役会長 会長執行役員)
三毛兼承(株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ取締役執行役会長)他

下記の方は調整中:
アグス・ハリムルティ・ユドヨノ(インドネシア インフラ・地域開発調整担当調整大臣)
アイルランガ・ハルタルト(インドネシア経済担当調整大臣)

「アジア円卓会議」参加シンクタンクの代表者
ブロンウェン・マドックス(英国王立国際問題研究所〔チャタム・ハウス〕所長)
ジェームズ・M・リンゼー(米国外交問題評議会〔CFR〕上級副会長)
アダム・ポーゼン(ピーターソン国際経済研究所〔PIIE〕所長)
ジェロミン・ツェッテルマイヤー(ブリューゲル研究所所長)
サンジョイ・ジョシ(オブザーバー・リサーチ財団〔インド〕理事長)
ステファン・マイヤー(ドイツ国際・安全保障研究所所長)
トマ・ゴマール(フランス国際関係研究所所長)
エットーレ・グレコ(イタリア国際問題研究所(IAI)副理事長)
ポール・サムソン(国際ガバナンス・イノベーション・センター〔カナダ〕所長)
ロヒントン・メドーラ(国際ガバナンス・イノベーション・センター特別研究員)
カルロス・イヴァン・シモンセン・レアル(ジェトゥリオ・ヴァルガス財団〔ブラジル〕所長)

「東京会議」とは


 「東京会議」は言論NPOが2017年3月に、米国の外交問題評議会(CFR)、英国のチャタムハウスなど、G7にインド、インドネシア、ブラジルを加えた世界を代表する10カ国のシンクタンクと連携して立ち上げた世界会議です。世界のシンクタンクのプレジデントや世界の首脳級のスピーカーが毎年東京に集まり、対話を行い、この日本から「議長声明」を世界に提起しています。

 「東京会議」(3月)は国際会議としての評価も高く、ダボス会議(1月)、ミュンヘン安全保障会議(2月)、ライシナ対話(3月)と連続する国際会議として世界のシンクタンクネットワークで認知され、パリ平和会議(仏/IFRI)、ロンドン会議(主催・チャタムハウス/英)などとも並び、国際的エピステミック(知的)・コミュニティの中に位置づけられています。また、毎年、100件以上のメディアに報道され日本から世界への発信拠点として、その意義と存在感を高めており、世界のメディアでも注目されています。

 加えて、「東京会議」評議会には、岸田文雄前首相が最高顧問となり、評議員に日本経済界・官界を代表する13名が就任しています。


【評議会(敬称略・50音順)】

最高顧問:岸田文雄(元内閣総理大臣)

評議員:

岡本 薫明 (元財務事務次官) 

川口 順子 (武蔵野大学国際総合研究所フェロー、元外務大臣) 

久保田 政一(一般社団法人日本経済団体連合会副会長兼事務総長、経団連総合政策研究所所長) 

國分 文也 (丸紅株式会社名誉顧問) 

清水 博 (日本生命保険相互会社代表取締役会長) 

田中 達郎 (アポロ・グローバル・マネジメント日本法人会長) 

中島 達 (三井住友フィナンシャルグループ取締役 執行役社長 グループCEO)

原 典之 (三井住友海上火災保険取締役会長 会長執行役員) 

東原 敏昭 (株式会社日立製作所取締役会長 代表執行役) 

兵頭 誠之 (住友商事株式会社取締役会長) 

藤崎 一郎 (日米協会会長、元駐米国大使) 

三毛 兼承 (株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ取締役執行役会長) 

武藤 敏郎(株式会社大和総研名誉理事、元日本銀行副総裁)


【言論NPOとは】 

 言論NPOは、「言論の力でより強い民主主義と課題に挑む日本を実現すること」をミッションに、2001年に設立しました。世界が分断し困難に直面する中、これまで2005年から20年間一度も途切れずに「東京-北京フォーラム」を開催、また2017年より、世界を代表する10カ国のシンクタンクと協力し「東京会議」という国際会議を立ち上げ、混迷する世界に、この日本から様々な提案を行ってきました。このような私たちの活動は世界でも評価され、米国の外交問題評議会(CFR)が立ち上げた世界24カ国のシンクタンク会議に日本から唯一選ばれています。

 私たちは今後、「東京-北京フォーラム」や「東京会議」を通じて、世界の有識者・経済人との対話、官民対話を重ねながら、国内外のシンクタンクとも連携し、民間主導で課題解決のための発信を継続・強化するために、国内初の行動するシンクタンク「DO-TANK」を目指しています。