本日、東京において、岸田文雄元内閣総理大臣およびスシロ・バンバン・ヨドヨノ元インドネシア共和国大統領を議長として、初めての「アジア円卓会議」が開催された。 本会議には、アジア7カ国の現・元閣僚、国会議員、中央銀行元総裁、国際機関経験者など地域を代表するリーダーが出席し、国際秩序の変化とアジアの役割について率直な議論が行われた。
参加者の議論を通じて、いま世界が歴史的な転換点にあるとの認識が共有された。
大国の行動や取引が国際秩序を動かす現実はもはや例外ではなく、新しい時代の前提となりつつある。アジアはその変化の受け身の地域ではない。
今回の議論では、アジアが特定の勢力圏に組み込まれる地域であってはならないとの認識が共有された。
主権が尊重され、法の支配が守られ、各国が自らの意思で選択できる地域であることが、アジアの安定と繁栄の前提である。
また、大国間の緊張が高まる中にあっても、経済、技術、気候変動、保健などの分野では、現実的な協力の余地が残されていることが確認された。
人口、経済、技術、そして地政学の観点から、アジアの選択は世界の安定と分断の行方に大きな影響を与える段階に入っている。
「アジア円卓会議」は、統一見解を採択する場ではない。しかし、アジアは世界の変化を沈黙するのではなく、率直な対話を続けること自体が重要であるとの認識が示された。
本会議はその出発点である。
東京で始まったこの対話を継続し、これからもアジアの視点と選択を世界の議論に反映させていきたい。
2026年3月10日
アジア円卓会議
共同議長
岸田 文雄
スシロ・バンバン・ユドヨノ